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2008年3月28日 (金)

認められる、ということ。

昨日とうってかわって

今日は真面目はお話。

自分の身近な人に認めてもらうって

とっても大事なことだと思う。

僕が彼に認められたのは、専門に入った一年目なのかな・・・?

僕は、彼に対して劣等感の塊のようになってました。

だって、彼はかっこよくて、とても器用でなんでもこなせちゃって

めちゃくちゃ仕事ができて、異常なまでに女の子にモテた。

高校一年から、彼女がいなかった期間を見たことがほとんどない。

それに対して僕は・・・

特別かっこいいわけでもなく、やたらとぶきっちょで

飲み込みは早いけど、ある程度成長すると止まっちゃって

なにより彼のような頭の回転の速さがなく・・・

なんとか追いつこう、追いつこうと必死にもがいてた。

そのもがきも、隠していたつもりが彼にはお見通しで

僕がやっきになってもがいてる姿を見て、彼は僕の肩を叩いて言う。

「俺はお前より3つも年上なんだぞ?」

親父とそっくりで、皆まで言わない彼。

きっと彼が言いたいことはこういうことなんだろうな…

「俺はお前より三年長く生きてるんだから、お前より色んなことができて当たり前なんだよ。
だから、お前はお前のペースでいい。背伸びすんな。
むしろ今の時点でお前と俺が一緒だったらヤバイから。」

わかってるんです。それはわかってるんだ・・・

3年という月日は長いもので、その間に経験しているものの違いはかなり大きい。

しかも、彼には「弟」という守るべきものがいて

僕にはそれがないから。

僕には逆に、両親と兄、頼れる存在しか周りにいなかったから。

「置かれている状況が違うんだから、俺とお前とは違って当然なんだよ。」

きっと、そう言いたいんだと思う。

でも僕は、どうしてもふがいない自分が許せなくて

もっと一人で色んなことをやってみたくて

あんな風に…あんな風になれたらって、ずっと思ってた。

そんな風にして、自分と格闘していたある日のこと。

彼の就職活動が始まって、自己分析とかいうのに協力したんだ。

彼にはやりたいことがあった。だけど、それが自分に向いている気がしなかったらしい。

自分の本質が知りたい。

自己分析なんてくだらない、と思ってたみたいだけど

自分から見る自分と、友達から見る自分と、家族から見る自分。

それがどう違うのか、単純に興味が出てきたみたいで。

もちろん、母と僕もその対象になって。。

僕は、彼に対して感じた印象、性格を素直に話したんだ。

彼は僕に「ふ~ん」と言って、珍しくわかりやすい言葉を付け加えてた。

「やっぱり俺とお前だと、人の見方が違うんだな。性格の違いだと思うけど…
俺はお前みたいに優しい人間じゃないからな。お前が目指した仕事、反対だったんだけど、あながち失敗じゃないのかもな。」

ん?わかりにくいかな・・・?

彼は自分の素直な気持ちを話すのが苦手、というより照れくさいみたいで

僕ら家族に対して、滅多に口にしないんです。僕らを認めるような言葉は。

いつも冷静に「ここはいいけど、ここはダメ。」とさらっと言うだけ。

23年間、彼と付き合ってきてるから、あの言葉から彼が何を言いたいのかはなんとなくわかる。

今まで、彼のようになりたくてもがいてた僕が

彼にはなくて、僕にはあるものを見つけたこと。

そして、お互いにあるもの、ないものがあって

それに優劣なんてないってこと。

彼の自己分析をしたときに、思わず自分の自己分析もしてた。

彼のようになりたいって思ってたのに、冷静に考えてみると

こんなにも彼と違うところがあったんだなって、正直びっくりしてた。

それはもちろん、彼も感じていて・・・

その日を境に、僕は彼を目指さなくなった。

もちろん、尊敬できる部分はとっても多いし、すごいと思うことはたくさんある。

特に、頭の回転の速さと、異常なまでにできる仕事。本当にすごいと思う。

人の扱い方も上手い。部下のくせに上司を上手に使ってる。

だから、そういった部分はどんどん吸収していこうとは思うけど

「彼のようになりたい」とは思わなくなった。

僕には、僕の、僕らしい生き方がある。それがあっていいんだって。

きっと、もうそこに存在している人を目指してちゃダメなんだって思った。

そこに存在している人を観察するのはいい。でも、それをそのままマネようとしてもダメなんだって。

いや、マネはしてもいい。だけど最終的に

そのマネを、自分なりの形に変えなきゃダメなんだ。

彼と僕とは違うから

彼のパーツを真似しても、僕の身体には合わないから。

彼のパーツを、僕なりのパーツに組み立てなおしてからくっつけないと。

そう感じたのが19の春。

うまくできてるのかな・・・

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コメント

へぇ~
兄弟に対してそんな風な感覚って持ったことなかったけど
ワタシは一番上だったからなぁ~。
でも言われてみれば一番下の弟は
劣等感の塊みたいなところはある。いまだに、ある。

投稿: べぃじゅ | 2008年3月28日 (金) 20時44分

≫べぃじゅさん
弟さんはやっぱりそういう感じあるのですね~…
どうしても比べられるというのもあるし、手が届かないっていうのはあるのですよね。。
だからって今はどうこうするってわけではないのですけど…
やっぱり、下にとって上の兄弟は目標でもあり、お手本でもあるのですよ~
だからこそ悔しいっていうのがあるんですけどcoldsweats01

投稿: musashi | 2008年3月29日 (土) 15時07分

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